以前に『ルポ 誰が国語力を殺すのか』を読んで注目している作家さんだ。
兼ねてから国語力や読解力の低さの原因に関心があったので、ツイッターで本の紹介が回ってきた時には、これだ! と思った。
6月にもハヤカワ新書から『教育虐待』という本が出版されるそうなので、必ず買う。
今回はまたツイッターで、石井光太さんが『VOICE』という雑誌で新連載を始めるとのことで、聞いたこともなかったこの雑誌を買ってきた。
『大人の国語力が危ない 危機に瀕する日本人の国語力』
若者から高齢者まで言葉を適切に操れない人たちが氾濫し、それがさまざまな問題を引き起こしている
「情緒力」「想像力」「論理的思考力」が挙げられているが、一番は想像力の欠如だとおれは思う。
50代の人びとが若かった頃は、同質性が高く、情報も限られていたため、複雑なコミュニケーションを介さずに他者と結びつき、社会で生きることが可能だった
自分以外の世界を知らない人たちだよね。地方や田舎に行くほど、見たことも聞いたこともない物事は受け入れず、更には相手にも押し付けるような。そんな人たちが別の習慣や考えを持った相手とコミュニケーションを取ろうとすると、かなり難しそうだ。
笑った一節がこれ。
政治家の中でも意味の通らない発言が多いことで知られている小泉進次郎がいる
彼は意味の通らないことを言うから、意味が通らないんですよね〜。っていう冗談はさておいて。
今の若者は50代の人びとや、進次郎世代と違って、日頃からさまざまな環境が周りにある。インターネットや出身の異なる人たちなど。
それなのに、若者の国語力も不足しているのはなぜか…。
ってことで、次回も気になる。